PacketTracerに思いを寄せて
ネットワーク学習に便利なツール「パケットトレーサー」。 だけど、日本では中高生が学習のために使うのは、ちょっとハードルが高い。 パケットトレーサーって何? 簡単に言うと、ネットワークのシミュレーションができる神ツールです。 実際の機器を買ったり触ったりしなくても、仮想環境でネットワークの構築やトラブルシューティングが練習できます。 これが無料で使えるなんて夢のよう!中高生の授業でもつかえるんじゃない!...と思いきや、日本ではそう簡単にはいきません。 日本での利用の壁 Cisco公式サイトでは18歳以上でないとアカウントを作れません。 つまり、中高生が直接パケットトレーサーを使おうとすると、利用規約に引っかかる。 実際、パケットトレーサーでネットワークを学びたいと思っても、この年齢制限が大きな壁になります。はじかれちゃうからね。 アカデミー校って知ってる? でも諦めるのはまだ早い! 中高生でも、Cisco Networking Academy(アカデミー校)を通じてならパケットトレーサーを使えるみたい。 アカデミー校とは? Ciscoが提供する教育プラットフォームです。ネットワークの基本から応用まで学べるオンラインコースが揃っています。 学校経由での登録 自分の学校がアカデミー校の場合、先生を通じて登録をお願いすれば、公式ルートでアカウントを作成できます。ただし,保護者の同意が必要。 日本で情報技術を学ぶハードルの高さ 正直なところパケットトレーサーを使うまでの手続きが少し面倒。 せっかく「情報Ⅰ」が入試として始まっても,こうした壁がモチベーションを下げてしまう原因にもなるんじゃないかな。 もっと自由に、気軽に学べる環境が整うといいな。 学習指導要領解説にある「情報Ⅰ」の(4)情報通信ネットワークとデータの活用には,内容の取扱いで「小規模なネットワークを設計する活動を取り入れるものとする。」という文言があるけど,全員が実機で小規模ネットワーク組むような実習は難しいよね。 ネットワークの設定を調べるくらいはできるから,調べて設計かぁ。 パケットトレーサーだったら設計して,検証まで可能だろうけどね。 出典: 【情報編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 どんな実習を想定して,この文言が入っているのだろうか。 もしかしたら,もっと簡単に手に入るシミュレ...